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便秘・宿便・ダイエットでお悩みの方にZイオン健康法をお薦めします


「おなかのヘドロ(宿便)は女性の大敵」
理学博士
 岡部 薫  著
宿便のことが全部わかる・カラダの仕組みをチェック

第1章おなかに宿便がたまるとき

W痩身美容法と化粧負けしない美肌づくり。Z式療法に美容界がアツイまなざし

4-3化粧品は皮膚のうわグスリにすぎない


根源的な美容法というのはどういうことでしょうか。

たとえば、皮膚を美しくするには、そのもとの膵臓のはたらきに深い深いかかわりがあります。皮膚の皮下脂肪を守っているのは、膵臓から分泌されているステアプシンという化学物質です。ということは、膵臓のはたらきが満点であるならば、ステアプシンによって皮下組織が守られ、皮膚も美しさを保つことができるというわけです。

ところが人間は、年をとるにしたがって、膵臓も腎臓も胃腸も、徐々にはたらきが悪くなり、そこに皮膚の衰えというものがやってきます。肌荒れ、顔や手のシワもみな、自律神経の失調、つまり、イオンの不足から来ているわけです。だから、宿便の大掃除をして膵臓のはたらきをよくすれば、皮膚はまた美しく甦ります。

美しくなろうと、女性はあくなき願望を抱いていますが、化粧品はしかし、所詮うわ薬にすぎません。はっきり言って、化粧品には皮膚を美しくする能力はありません。極端な例かもしれませんが、尋常性乾癬(重症の皮膚病)の人が美しい肌にしようとしても、化粧品ではどうすることもできないでしょう。だから、そういう病的な皮膚も守れる美容法が、真の美容法であると私は思います。それともうひとつは、皮膚というものについても、人体をくるんでいる表皮だけを皮膚と考えてはならないということです。たとえば、毛細血管も含めれば、9万5千キロにもおよぶといわれる血管、これも一種の皮膚なのです。

胃腸も皮膚であり、肝臓や子宮や乳腺などを守っている粘膜も、やはり一種の皮膚なのです。そうしたもろもろの皮膚が健康で美しくなったときに、人体のほんの1%程度にすぎない、表面のいわゆる皮膚が自然に美しくなるということを銘記すべきです。

それにはやはり、おなかの宿便をとってやり、さらに多量のイオンを含む入湯療法によってイオンを充電してやれば、皮下組織に必要なステアプシンがどんどん分泌され、皮膚も安定してきます。皮膚が安定するということは、化粧品に対しても負けないだけの抵抗力をもった皮膚になるということです。


4-4好きなだけ食べながら体内革命を起こす

太りすぎは中年の女性にとって、大きな悩みの種になっています。一般に採用されているヤセ療法は減食、カロリー制限、甘いものを食べないことなどでしょう。肥満の人にとっては、からだが要求するはげしい食欲も、我慢しなければならないわけで、残酷このうえもありません。そうして、いったん食欲に負けると、何日も何日も努力したことが、一瞬にして水泡に帰してしまいます。それに肥満体の人というのは、食事制限をしても太るのです。

その点、Z式健康法では、食べたいだけどんどん食べてくださいと言って、みなさんを驚かせています。なぜでしょうか。

まず、人体と食べ物との関連性を考えてみましょう。胃腸にはいった食べ物は、内蔵器官のすべてと自律神経の栄養源になっています。その大切な食べ物を減食したり断食したりすると、内臓器官の栄養に不足をきたし、同時に自律神経に必要なイオンも不足することになり、体内の抵抗力も低下するのです。

その結果は、ウイルスにも負けやすく、病気も治りにくいことになるのです。また、ちょっとの傷にも化膿するようになります。皮膚も新陳代謝が鈍化して美しさを失ってしまいます。

もしも食べ物、栄養の摂りすぎが太る原因であるならば、痩せている人が栄養をとってもとっても太らないのはなぜでしょうか。

好きなだけ食べながら体内革命を起こす

実はそこに、自律神経の偉大さがあるのです。太っている人も痩せている人も自律神経の失調なのであって、食べ物が原因ではないのです。自律神経の失調は、その原動力のイオンを製造している胃腸のはたらきがわるくなっていることですから、おなかの宿便を一掃して、胃腸のはたらきをよくしてやることが大切です。

したがって、太っている人は好きなだけ食べても、Z式健康法 に専念するならば、次のような体内改革を知ることになるでしょう。つまり、絶食や節食による神経の消耗がないから、日常の暮らしにゆとりがついてくる、体内を増強するので疲れを忘れる、女性に共通な悩みである便秘・冷え性・腹部のデッパリが一掃される、からだが締まってスッキリとさわやかになるということです。


4-5泥水美容法はあと処理が問題

泥、それ自体は地球の成分であり、無機養分イオンを大量に含んでいます。土に水を加えると、皮膚に必要な養分のイオンが土の中から分離します。皮膚に泥をぬったり、からだごと泥水のなかにはいることは、そのイオンが皮膚から吸収されるので確かに効果がありますが、これは泥の微粒子が毛穴につまって床ずれと同じような症状を起こすことがありますので、そのあと処理が大変です。

実は私もかつては同じようなことを考えたものでした。これは、皮膚を美しくする目的ではありません。病気の根源は自律神経の失調であり、その神経の栄養であるイオンは、泥の中にあるということから、浴槽に土をいれて泥水入湯療法を行ったわけです。残念ながら、私のゼンソクは克服できませんでしたが、泥水美容法の発想は、すばらしいものだと思っています。

しかし、私たちのからだが求めているイオンは、24種類もあるのです。その質と量については、はっきり解明されているわけではありませんが、泥水だけではどうも充分とはいかないようです。



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